Hiroko GONO
Biographic Data
| ID | 9198164 |
|---|---|
| NAME | Hiroko GONO |
| GIVEN NAMES | Hiroko |
| FAMILY NAME | GONO |
| SIGNATURE | GONO H |
| AFFILIATIONS | Tokyo University of Agriculture |
| VERIFIED | No |
| TOTAL WORKS | 2 |
| TOTAL CITATIONS | 0 |
| WORKS AS AUTHOR | 2 |
| WORKS AS EDITOR | 0 |
| FIRST PUBLICATION YEAR | 2016 |
| LATEST PUBLICATION YEAR | 2022 |
| H-INDEX | 0 |
Production or Purchase
本稿では,マラウイで実施されている農業投入財補助金政策と社会的現金給付政策に注目し,農村世帯が十分な量のトウモロコシを消費するには,トウモロコシ生産量または購入量のどちらを優先して増やすべきかについて検討した。多くの農村世帯がトウモロコシの自家生産による不足を購入によって賄っているが,購入によっても不足するトウモロコシ消費量を賄うことができない状況にある。このような状況下で,多くの農民はトウモロコシ購入を容易にする現金給付政策ではなく,トウモロコシ生産増につながる投入財補助金政策を望んでいた。しかし調査世帯のトウモロコシ生産・消費と所得の特徴を詳細に検討した結果からは,トウモロコシ生産量を増やすだけではなく,個々の世帯の特徴に応じて購入量を増やすための支援も,12ヶ月分のトウモロコシを十分に確保するには必要であることが示された。合わせて農民が現金を確実に蓄え,現金を必要とするときに使用できるよう,社会的現金給付政策の施行方法の工夫も必要である。本研究を通して,マラウイ農村における貧困と食…
Who Should be the Beneficiaries? Community-Based Targeting of the Social Cash Transfer Programme in Malawi
本稿の目的は,マラウイの社会的現金給付政策におけるコミュニティ住民主体の受給者選定(CBT)の特徴を,村落レベルの実態調査にもとづき検討することにある。検討にあたっては,1CBTにおいて問題とされてきた,権力者による恣意的な選定や富裕層の受給がどのように回避されているか,2CBTで選ばれた受給者世帯がどのような社会経済的特徴を有しているのかに注目した。まず,この政策における受給者決定プロセスにおいては,富裕層や村長を排除する制度が採用されており,これまで問題とされてきた恣意的な受給者の選択が避けられていた。また,受給者世帯となっているのは,政府の定める受給条件だけではなく,農村住民が重要と考える貧困や脆弱性の基準を考慮して選ばれた世帯であった。先行研究において指摘されてきた政府の定める受給者条件と実際の受給者の判断基準に違いが現れるのは,受給者選定方法に問題があるわけではなく,誰が受給者となるべきかに関して政府と農村住民の間に判断基準の違いがあるためだと考えられる。したがって今後の政策の…
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Who Should be the Beneficiaries? Community-Based Targeting of the Social Cash Transfer Programme in Malawi
本稿の目的は,マラウイの社会的現金給付政策におけるコミュニティ住民主体の受給者選定(CBT)の特徴を,村落レベルの実態調査にもとづき検討することにある。検討にあたっては,1CBTにおいて問題とされてきた,権力者による恣意的な選定や富裕層の受給がどのように回避されているか,2CBTで選ばれた受給者世帯がどのような社会経済的特徴を有しているのかに注目した。まず,この政策における受給者決定プロセスにおいては,富裕層や村長を排除する制度が採用されており,これまで問題とされてきた恣意的な受給者の選択が避けられていた。また,受給者世帯となっているのは,政府の定める受給条件だけではなく,農村住民が重要と考える貧困や脆弱性の基準を考慮して選ばれた世帯であった。先行研究において指摘されてきた政府の定める受給者条件と実際の受給者の判断基準に違いが現れるのは,受給者選定方法に問題があるわけではなく,誰が受給者となるべきかに関して政府と農村住民の間に判断基準の違いがあるためだと考えられる。したがって今後の政策の…
Production or Purchase
本稿では,マラウイで実施されている農業投入財補助金政策と社会的現金給付政策に注目し,農村世帯が十分な量のトウモロコシを消費するには,トウモロコシ生産量または購入量のどちらを優先して増やすべきかについて検討した。多くの農村世帯がトウモロコシの自家生産による不足を購入によって賄っているが,購入によっても不足するトウモロコシ消費量を賄うことができない状況にある。このような状況下で,多くの農民はトウモロコシ購入を容易にする現金給付政策ではなく,トウモロコシ生産増につながる投入財補助金政策を望んでいた。しかし調査世帯のトウモロコシ生産・消費と所得の特徴を詳細に検討した結果からは,トウモロコシ生産量を増やすだけではなく,個々の世帯の特徴に応じて購入量を増やすための支援も,12ヶ月分のトウモロコシを十分に確保するには必要であることが示された。合わせて農民が現金を確実に蓄え,現金を必要とするときに使用できるよう,社会的現金給付政策の施行方法の工夫も必要である。本研究を通して,マラウイ農村における貧困と食…
Business (2 works) · Cash (1 work) · Cash transfers (1 work) · Economics (1 work) · Finance (1 work) · Finance (1 work) · Gender, Labor, and Family Dynamics (1 work) · Global Maternal and Child Health (1 work) · Land Rights and Reforms (1 work) · Microeconomics (1 work)